相続登記を受ける場合、本籍と住所を混同されている方がよくいらっしゃいます。
そこで、住所と本籍の違いをまとめてみます。
住所=「今、住んでいる場所」
本籍=「戸籍(家族の記録)が置いてある場所」
🏠 住所とは?
あなたが実際に生活している場所のことです。
郵便物が届いたり、住民票があるのはこの住所。
引っ越せば住所も変わります。
📍たとえば
「東京都西東京市田無町1丁目1番地」など。
👉 学校の連絡先やスマホ契約の住所などで使うのは、みんなこの「住所」です。
📜 本籍とは?
あなたの戸籍が保管されている市区町村のことです。
戸籍とは、家族のつながりや身分(生まれた、結婚した、亡くなったなど)を記録する公的な帳簿。
本籍は、実際に住んでいなくても構いません。
極端に言えば、「富士山の頂上」に本籍を置くことも可能です。
📍たとえば
「東京都新宿区霞ヶ丘町1番1号」など(※実際には国立競技場の住所ですが、こういう場所でも本籍にできます)。
🧭 簡単にいうと…
項目 住所 本籍
意味 実際に住んでいる場所 戸籍がある場所
管理している役所 住民票のある市区町村 戸籍を置いている市区町村
引っ越しで変わる? はい いいえ(希望すれば変えられる)
使う場面 郵便・契約・学校など 戸籍謄本・婚姻届・相続など
💡 よくある勘違い
「住所=本籍でしょ?」
→ ちがいます。
引っ越しても、本籍を動かさなければずっと同じままです。
🗂 まとめ
「住所」はあなたの生活の場所。
「本籍」はあなたの戸籍の保管場所。
両方とも市区町村が関係するけど、役割がぜんぜん違うんです。





















